天国みたいな日。

たまに天国みたいだと思う日がある。

 

それは休日で、ただただ自分がやりたいことばかりしていた日。

 

でもそんな日が続くと退屈なんだろうな、ということも容易に想像がつく。

 

同じようにもし本当に天国があるとして、初めの内は楽しいけどだんだん退屈に感じるようになるんじゃないだろうか。

 

そしてもし本当に生まれ変わりなんてものがあるとして、そんな退屈に飽きた人々がそれを選択するんじゃないだろうか。

 

そんなことを考えていたらラジオから本当に天国みたいな歌が流れ始めた。

 

途端に自分がそんなことを考えていたからこの歌が天国みたいに聴こえてしまうのか、それともこの歌が天国みたいだから自分がそんなことを考えていたのか、順番が分からなくなってしまう。

 

でもそれくらい曖昧なほうが適度な幸せなのかも知れない。

 

そもそも天国なんてもの、例えにしか使わないのかも知れないけど。