フェイクファーと愛好家と愛護団体。
世界は偽物で溢れている。
それでも本当を信じて探し続けるか、偽物でもいいと愛し続けるかは自由なんだよ。
大人という抜けがら。
いつも何気なく聴いていたはずのコブクロの願いの詩に危うく涙腺を壊されそうになった。
自分の存在がからっぽであればあるほどその空洞に響く歌だな。
虹。
薄曇りの空に虹が架かっていた。
快晴に架かるそれよりもやけにグッときたのは冴えない自分に似ていたからかも知れない。
晴という漢字。
夜が明ける前の空が一番青いなぁ。
やかましいぐらいに。
米を炊き、晩飯のレトルトカレーを温めたところで気づく。
麦茶を作っておくのを忘れた。
じゃあ水を飲めばいいじゃないか、という話でもない。
残念ながら今住んでいるアパート(というか土地?)の水道水はおいしくないのだ。
麦茶にすると水の味が消されるので飲めるのだが、水道水そのものを飲用とするのは正直耐えられない。
薬を飲む時だけはしょうがなく飲んでいるが、正直毎回ミネラルウォーターで飲みたいくらいだ。(当然経済的には宜しくないので実現には至らないが。)
仕方なくアパートの前のコンビニでお茶を買った。(自販機で買おうとも思ったが万札しかなかった。)
ついでに買ったチキンとカレーの相性が良かったので結果オーライとする。
あと、オムライスを作ろうと思って買った卵を消費するために目玉焼きを作ってかけたらバランス良く乗っかったのが嬉しかった。
ツライ。
「辛いのはあなただけじゃない」
「苦しいのはみんな一緒」
そんな風に言われても、
自分と同じ辛さ、同じ苦しみを抱えているのは
やっぱり自分だけなんだよ。